2014年12月6日土曜日

反日教育


昨日 YouTube黄金大劫案を見た。演員表を見ると日本人の名前があるのだが、山崎敬一が日本人らしくない。留学中に雲南師範大学正門横の清华书店で日本語の参考書を色々見たけれど、沢山の著者が日本人を名乗りながら余りにも日本語が可笑し過ぎ。本当に日本人なのか。中国の抗日戦争ドラマが楽しいと言うので試しに見てみたら(抗日奇俠,向着火炮前进)、確かに奇妙奇天烈でぶっ飛んでいる。抗日だったら検閲が緩くて人気も得易く、皆がお茶の間の人気者の真似をして都合良く日本人を淘汰出来そうな感じ、感覚が先走っているところがまた素晴らしい。中国で放送されるドラマの3分の1が抗日をテーマにしているらしいけれども、 X女特工や战火宾魂も戦闘シーンが派手だ。ガンシューティングゲームが日本で流行らないらしいが、留学中にルームメイトだったラオス人(軍人)は確かに好んで遊んでいた。実社会で恐い思いをしていると平和な日常を見せられても安らげないと言うか、今も戦闘状態な彼等と比べると日本人の平和ボケは痛い。

10年程前に上海の日本人外交官が自殺したのは、海南島のホテル廊下で中国の監視カメラが撮った不倫が原因だったとか。人の心も体も自由に操るインド人・中国人、大话天仙に出て来る宇宙人よろしくやること成すことIncredibleなんだけど、本人達にとっては当たり前のことを当たり前にやっているだけという話、ちょっとそちらの常識も覗かせて頂きませんと心の準備が出来かねます、ということで。そう言えばインドでは「ドラえもん」ののび太がしずかちゃんと仲良くする様子が変態的に映っており、日本は乱れた文化を流布する悪い国という先入観を持たれていて、何の文化も輸出していない韓国が随分得をしている印象を受けた。一般のインド人は、日中韓の芸能人をテレビで見たことが無い。(調べてみたら既に韓ドラ3本放映済みでしたが)

reechoが以前見た中国ドラマで最も心に残っているのは「养女」、上海のDVD路上販売店でどれが一番面白いか尋ねて勧められた。上海では地下鉄で日本人を承知で座席を譲ってくれるお姉さんがいたり、お釣り4元を两块钱两个(2元を2つ)とわざわざ言い換えて手渡してくれたり。昆明では有り得ない。内地出身者は乱暴で恐いぞ……。请你原谅我,野鸽子,大时代,步步惊情,浮沉,過去に遡ればまだ有るな。

どこまでを抗日と看做すのか分からないけれども、敌后便衣队传奇、抗战之敌后武工队、敌后武工队、铁血武工队传奇、武工队传奇、抗日ドラマの似た様な題名にも目が回る。それなりに吹き替えられている绝境生死、渋谷天馬の日本語が際立つ借枪、敢えて中国語の烽火双雄、日本語めちゃくちゃな绝战、ごちゃ混ぜな非凡英雄、盗火线、普通に中国語の铁血轻奇兵、满山打鬼子、抗日义勇军、错伏、日本語を話す場面が無い龙虎人生、潜伏、抗日ドラマは怖いけれども怖いことが常識の中国人が肝に銘じているものを頑張って見て行こうと思う。

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